1999年11月30日 火曜日

シックスセンス  お勧め度☆☆☆☆
 みんなが面白い面白いって言うから、期待しすぎた。面白かったけどなんか納得いかない。
 昔ドラゴンボールの先を言うとマジで怒る奴がいた。どうせ読むんだからいいじゃんとか思うんだけど、どうやらそうじゃないらしい。先の秘密を言われるのは本当にどうしようもなく嫌なようだ。オレはあんまりそういうのってないんだけど、一般的にはオレのほうが少数派みたい。
 この映画でも、ある秘密があってそれを友人家族に言わないでチョ、というメッセージがブルース・ウィリスの名で一番初めに出てくる。確かにねえ、それ言われちゃ面白くないかもしれないけど、CMや何かでガンガンそれを宣伝するほどのことか?結構読みやすい秘密じゃないの、とひねくれ者のオレは思いました。


1999年11月6日 土曜日

『パワーオブワン』  お勧め度☆☆☆
 NHKでやってたから、興味無く見た。まあまあ面白い。けど、これもちゃちい所が見えてゲンナリ。内容は黒人差別のアパルトヘイト問題とか扱ってるんだけど、とにかく人がポンポン死ぬ。びびった。実際ポンポン死んでたんだろね。でもいまごろこんな映画作ってもしょうがないだろ。キング牧師が死ぬ前に作れよな。


1999年11月5日 金曜日

『フィールドオブドリームス』  お勧め度☆☆☆☆☆
 高校時代の自分が映っているビデオを発見し、懐かしんでいたら、それが終わった後にこの映画が入っていたのでなんとなく見てしまった。何度見ても面白い。高校野球も感動するが、映画の作り物と分かっている野球でも感動する。総じて野球は感動するという結論が導き出された。私も早く自分の子供とキャッチボールがしたい。


1999年10月31日 土曜日

『梟の城』  お勧め度☆☆☆
 司馬遼太郎の直木賞受賞の同名小説を映画化。中井喜一主演。
 CMで見た映像はとてもカッコよく、久しぶりに「見てえー」映画だったんだけど、実際見てちょっとがっかり。確かにかっこいい所もたくさんあるんだけど、ちょっとでもちゃちいトコが見えちゃうと、一気にその映画が下らなく思えてしまう。葉月里緒奈は嫌いだけど、演技が上手いのは認める。でもその演技の内容が問題なんだよ。木から木へバサバサ飛んじゃうのはね。そんな事やらせるんなら、もっとCG使えッてーの。ピアノ線で吊るしたりして、バカじゃないの。
 部分的にいいところはある。中井喜一はカッコ良かった。奴が着ている服もカッコ良かった。大阪城もカッコ良かった。上川隆也もカッコ良かった。摩利支天道玄もまあまあカッコ良かった。でも葉月里緒奈は最悪だった。
 今度作るときは、もっと考えて欲しい。


1999年9月27日 月曜日

『レナードの朝』  お勧め度☆☆☆☆☆
 NHKでやってたので、それほど見たくも無かったんだけど全部見てしまった。もう3回目。でも何度見ても良い。ドンパチものも好きなんだけど、やっぱ映画はこうゆうのだな。
 デニーロとロビン・ウィリアムスのコンビは、本当にすごい。二人とも本物だ。こうゆう役者がいる限り、ハリウッドも安泰だね。最近のデニーロは、あんまりぱっとしないけど。ロビン・ウィリアムスも、コメディーからシリアスなものまで何でもこなせて、いつも感心する。彼が出ている映画はたいてい好き。そして、トム・ハンクスが出ている映画はたいてい嫌い。そんなとこ。


1999年9月17日 金曜日

『ルル・オン・ザ・ブリッジ』  お勧め度☆☆
 ポール・オースター監督作品。この手の映画の例に漏れず、あまりなじめなかった。やっぱり、ドンパチものがいいなあ。これは特に、ラストが最悪で、いままでに、その終わり方の作品が、この世に何千個あると思ってんの、って感じ。がっかり。


1999年9月13日 月曜日

『マスク・オブ・ゾロ』  お勧め度☆☆☆
 バンデラスとホプキンス。バンデラスの野性味と、ホプキンスの気品が対照的で、なかなかいい感じだった。やっぱり、ホプキンスはエレガントだねえ。かっちょいい。バンデラスは単なる二枚目の役ではなくて、ちょっとあわてんぼうのサンタクロースだったので、好感度が15%アップした。そんなとこ。


1999年9月10日 金曜日

『ベルベット・ゴールドマイン』  お勧め度☆☆☆(グラムロック好きなら)
 70年代のイギリスで生まれた、デヴィット・ボウイやT・レックスなんかに代表される、グラムロックを題材にした映画。けばけばしい衣装に身を包み、怪しい、官能的な声で歌う。
 オレはもともとデヴィット・ボウイが大好きなので当然グラムロックも好きで、というか、グラムロック時代のデヴィットボウイが一番好きなのかな。この映画は、そのデヴィット・ボウイの10年に1枚のアルバムと言われる『ジギースターダスト(屈折する星屑)』の設定をかなりパクっていて、それなのにデヴィットボウイの曲は使われていない、というなんともしまらない内容になっていました。デヴィット・ボウイには参加を断られたらしい。
 でも彼が参加していなくても、音楽はとても良くて、映画としてみると、かなり駄目駄目な部類に入ってしまうので、ミュージッククリップとしてみるのが良いでしょう。それにしても、ユアンは歌下手だなあ。かっこいいのに、残念。

『スネーク・アイズ』  お勧め度☆☆
 ニコラス・ケイジが好きなので、星ニつ。彼が出ていなかったら、星なんてつかない。でも、眠くてきちんと見ていなかったから、ちゃんと見れば面白いのかも。
 最後のスタッフスクロールのところにも、なんか謎が隠されているというのを前にラジオで聞いたような気がしたから、そこだけは気合入れてみたんだけど、よく分からなかった。なんなの、あの赤いルビーみたいなやつ。あれがスネークアイズなの。知ってる人教えて。


1999年9月4日 土曜日

『マトリックス』  お勧め度☆☆☆☆☆
 暇だからインターネットでもやるか(午後7時半)、と思っていたところにたまたま映画案内のチラシがあって、なんと本日夜8時半から『マトリックス』やってるじゃありませんか。これはみなければと思い、でもレイトショウだからなー、一人で行くのやだなーと迷っていた折、オレの目の前をのこのこと妹が通り過ぎていきました。しようがないので、前を通りすぎていった生き物と一緒にバイクにまたがり、初のレイトショウに行って来ました。
 先行上映なので、20分前についたときにはもう行列が出来ていて、これは座れなそうと思ったんだけど、熊谷の映画館も結構広いんだね、余裕で座れた。この映画は、他の映画の予告編で見て、「うわー、B級っぽー」と感じたんだけど、キアヌが出てるのと、B級アクションは大抵面白いと言う今までの経験からして、あまり期待をしないで見なきゃいけないんだろうけど、なんだか知らないけど見たくて見たくてしょーがない、という映画だったのであります。
 実際見た感想としては、予想以上に面白く、もともとサイバーパンクが好きなオレにとっては、かなり楽しめましたです。やっぱりこういうサイバーな世界というのは、技術(CG)の進歩に映画の出来が如実に左右されてしまうので、『JM』とかも今作れば面白い映画に作れるのかもなあ。
 設定はありがちで陳腐なものかもしれないけど、やっぱね、ああゆう映像は好き。フランス映画のいかにもげな映像美って言うのはちょっと作りすぎてて抵抗あるんだけど、この映画の、いかにもアメリカで作りました的な大味さ、オレのハートはもう釘付け。アメリカ最高。壁走っちゃったりして、弾丸避けちゃったりして。おまえら一体なんなんだっていう。一緒に来た生き物も大変満足しておりました。
 でもこれを見るときは、あまり期待しないようにね。そこまでの大作じゃないから。


1999年9月3日 金曜日

『ポケットモンスター2 ルギア爆誕』  お勧め度☆☆
 念願のポケモンを見に行ってきました。
 いやー、なんとも、これが子供だましで。完璧にだまされて帰ってきました。納得いきません。ポケモンにはやっぱり、ドラえもん的感動を要求しちゃ駄目なんでしょう。対象年齢が低すぎました。失敗です。
 本編はまあ失敗だったんだけど、「ピカチュウ探検隊」っていう短編もあって、そっちはまあまあ面白かったかな。ほら、がきんちょは集中力無いから。本編だけで1時間以上あると飽きちゃうんでしょ。そんでその「ピカチュウ探検隊」で感心したのが、ピカチュウって、「ピカー」とか「ピカチュウ」ぐらいしか言わないのに、よくあれだけいろいろな表情を見せられるなと。がきんちょも、そのピカチュウの名演技に感動してか、「ピカチュ〜」と大声で叫んでました。
 あと、エンディングテーマのアムロナミエはかなりミスマッチだったなあ。彼女ももう落ち目なのかしら。


1999年8月31日 火曜日

『ムーラン』   お勧め度☆☆☆
 ご存知ディズニー。この映画には前に映画館まで行ったんだけど、前日までだったという寂しいエピソードがあります。それで今回ビデオで。
 ディズニーは結構好きで、新作が出れば大体見に行くんだけど、これは特別で他の映画を見に行ったときの予告編で見て、あまりに感動し、号泣したという。それですっごく見たかったんだけど、これがいつも貸し出し中なんですな。吹き替え版はあるんだけど、字幕が一本しかなくて。それでのびのびになってました。
 これ見て思ったのは、ディズニーは新作を作るたびにどんどんCGの使い方が上手くなっていくなあってこと。『アナスタシア』のときは、CG露骨に使いすぎだろ、とか思ったんだけど、『ムーラン』の使い方は実に上手い。雪山を匈奴の大軍が下って来るシーンがあるんだけど、そのシーンはまじで圧巻。凄い迫力で迫ってくる。これはCGじゃないとできないだろうなあと思った。
 あと、これはディズニー初の中国らしいけど、だからなんなのって感じで。それはあまり意味がありません。でも日本人の私としては、やはり東洋系の顔立ちのほうがなじみやすいってのはある。主人公のムーランかわいいなとか思ったりして。気持ち悪いですか。結構アニメおたくかもしれません。


1999年8月5日 木曜日

『アイズ・ワイド・シャット』   お勧め度☆☆
 いつも通り熊谷シネプラザ。本当は『ポケットモンスター・ルギア爆誕』を観るつもりだったんだけど、あまりの混みようと、お母さん方の冷たい視線に泣く泣く断念する。ポケモンは何時からのが一番空いてるんだろうか。がきんちょは朝早そうだし。これを観れないまま北海道へと旅立つのかと思うと、ちょっと心残りではある。
 そんで『アイズ・ワイド・シャット』だけど、CMでがんがんR指定ですとか言ってるから、あんまり観たくなかった(どうせくだらないだろうから)。でも他に観るのがなかったのでしぶしぶ。長い映画なんだね。3時間くらいあったかな。途中もう眠くて眠くてどうしょうもなかったんだけど、必死で目を開けてた。だってもったいないじゃん。めめ。とかは映画館でよく寝るらしいけど、俺には信じられない。お金を払った分は、なんとしてでも元は取る。
 この映画観て感じたのは、やっぱトム・クルーズかっこいいぜ、ということくらい。とにかく退屈だった。つまらないのか、と聞かれれば、そんなことはない、と答えられるが、だから何だと言われたら、何なんでしょう。本当に結局なんだったんだろ。
 初めのほうは面白いんだよ。でも核心に迫って行くにつれ、どんどん眠くなった。それがキューブリックの仕掛けた罠なんだろうか?一番重要なところが、一番陳腐。音楽もあんまり良くないし。ピアノの音が耳障りだった。まあ、狙ってるんだろうけどさ。でもボロクソ言ってるけど、決してつまんないわけではないんだよなあ。オレがトム・クルーズ好きだからかな。だからこの映画はお好みで。


1999年7月26日 月曜日

『となりの山田くん』   お勧め度☆☆☆☆
 熊谷シネプラザに『となりの山田君』(君は漢字だったっけ?)を観に行く。
 スターウォーズ・エピソードTの人気がいまだに凄くて、山田君はガランドゥだった。あまりに空いているので人数を数えてみたら8人。絶対こっちのほうが面白いぜ、と密かに思う。
 映画の本編が始まる前の予告編でポケモンやってたんだけど、むちゃくちゃ面白そう。観たい。でもねえ、がきんちょが観る映画はうるさくてかなわんのよ。それは、毎年恒例のドラえもんで実証済み。でもみたい。ピカチュウむかつくけどかわいいし。
 そんで、山田君なんだけどまあ期待通りに面白かった。やっぱ高畑勲はすげえなあって感じ。現実ってのは、別に真実じゃなくてもいいんだろうけど、リアルな現実の中にだけ含まれるわけじゃないだろうし、リアルな現実を突きつけて「これが現実だっ」っていうのもおかしいしね。だから逆に、デフォルトされた世界のほうが表現し易いのかなと思った。
 あと、最後のスタッフスクロールで「テアトルアカデミー」ってゆーのが声優のところで出てたんだけど(劇団ひまわりみたいなもんらしいけど知ってる?)、家庭教師の教え子がそこに行ってるんだよね。目白にあるらしいんだけど。けっこうメジャーなんだな、と驚いた。