北海道大陸紀行
霧多布岬〜摩周湖〜留辺蕊〜帯広〜襟裳岬〜浦河
1999年8月16日 月曜日 朝霧(海岸だから?)のち快晴
ルート | 霧多布岬〜R44〜釧路〜R391〜摩周湖〜R391・R243・R39〜留辺蕊 |
走行時間 | 9時間 |
走行距離 | 310km |
朝露でテントがびっしょり。霧がすごいので、日が昇ってテントが乾くまで本を読んでいようと思ったが、暑くてテントから抜け出す。タオルでテントの露をふき取り、撤収する。蜘蛛がいて気持ち悪い。
摩周湖に向かう。途中セイコーマートに寄り、サラダ巻きとコーヒー牛乳で朝食にする。
摩周湖までは思っていたよりも距離があったが、何とか到着。昨年来たときは濃い霧で何にも見えなかったんだけど、今日は全く霧が無く、一望できた。水がとてもきれいで、何でも世界で3番目に透明度の高い湖だそう。
それから屈斜路湖を抜け、39号線をひた走り、大雪山まで行こうと思ったが、北見を過ぎたあたりで5時を回ってしまったので、北見の西、留辺蘂でキャンプを張ることにした。ここのキャンプ場も無料で、得した気分。
夕方つるつる温泉と言うところに行く。本当につるつる、というかぬるぬる、になった。500円。そこで、携帯電話の充電をしてきた。我ながらせこい。でも、キャンプ生活をしていると、携帯の充電が出来ないのが悩み。電話なんて必要なさそうだけど、唯一の連絡手段なので、念のために。
お風呂上りにビールを飲んだらお腹が空いて、セイコーマートでチキンオムレツを買ってしまった。ついでに蚊取り線香とウイスキーの小壜も買う。これで、現金が5万円を切る。あーあ、金足りるかな。
今(日記をつけているとき)7時半だが、特にやることも無いので寝ることにする。電気をつけておくのももったいないので。コンビニで電池を買うと高い。
外で子供達が花火をやっている。テントの中からでも、花火の光が明るい。オレのテントの近くでやってるのかな。「そっちじゃないよ。これは立ててやる奴だよ」「だーいーじょーうーぶー」。そっちって、どっち?
ここは予想外に風が強い。
1999年8月17日 火曜日 曇りのち少し雨
ルート | 留辺蕊〜R39・R273・R241〜帯広〜R236・R336〜襟裳岬〜R336・R335〜浦河 |
走行時間 | 8時間 |
走行距離 | 360km |
昨夜は花火が怖くてなかなか寝られなかった。起きてすぐテントをたたむ。もうなれたもの。
北海道に来てから結構走ったので、エンジンオイルを交換したい。それで、今日の予定としては、まずレッドバロンに行って、帯広でオイル交換をする。あとそこで、いま北海道で故障したときに、無料で牽引・点検をしてくれるキャンペーンをやっているので、それにも登録をする。写真はレッドバロンの修理工の人と。手が凄かった。それにしても、オレの顔真っ黒だなあ。
峠道を通ってゆき、その途中で大雪山の展望台に行きたかったのだが、そちらに向かって行くと雨が降ってきたので、もどって違う道にし、大雪山は諦める。ジェッペルは非常に雨に弱い。というか、オレが雨に弱い。
その峠道で、戦車とすれ違った。すげえ。北海道は自衛隊が多いが、それは地理的な戦略上のものなのだろうか。ロシア、北朝鮮を仮想敵にすると、北海道が重要基地になるのかも。なんか、自衛官募集のポスターをたくさん見た気がしたけど。
あと、休憩所で熊谷ナンバーのご夫婦に会った。深谷の人だって。
レッドバロンで、オイル交換と登録を済ませた後、お昼にセイコーマートで鳥天丼を食べる。気持ち悪くなって半分残す。食べるんじゃなかったと思いながら、襟裳岬に向かう。案外近いと思いきや、遠い。こんなのばっかりだけど。
通り道に幸福駅なるものがあったので寄ってみる。するとそこで、ライダーチャリダー共和国で一緒だった人に会ったので、記念写真を撮る。住所も教えてあげた。オレは聞かなかったんだけどさ。
それからひたすら南下し、襟裳岬へ。襟裳岬では、500円払って風の館と言うところに入る。襟裳岬のビデオを見て、風速25m/sの体験をした。でも、バイクで140km/h出したときの風のほうが全然凄いや、と思った。
襟裳を出て、キャンプ場探し。浦河より少し北に行ったところにテントを張ることにするが、雨が降り始めて、すげえ嫌な気分。
体が濡れて気持ちが悪いので、すぐ近くにある温泉に行く。400円。コインロッカー代は100円取られた。北海道で一番恐れているのが、一人旅なのでお風呂に入っているときに貴重品を盗まれるということ。だから、コインロッカー代100円は納得いかないが、しょうがない。
お風呂から上がって、濡れたテントには戻りたくないので、そこの休憩所みたいなところでビールを飲みながら本を読む。いつのまにか寝てしまって、9時半頃掃除のおばちゃんに起こされた。もちろん夜のだが。謝ってテントに戻る。そのまま熟睡。